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パッチムとは?仕組みをやさしく解説【ハングル初心者向け】

パッチム公開: 2026-04-22

「ハングルを少し覚えてきたのに、パッチムが出てきて急に読めなくなった」——これは多くの初学者が経験する壁です。 パッチムの仕組みは難しくありません。構造を理解すれば、すぐに読めるようになります。

パッチムとは

ハングルの音節構造は 初声(子音)+ 中声(母音)+ 終声(子音) で成り立っています。 この「終声」にあたる部分が**パッチム(받침)**です。

  • パッチムなし: 한(ハン)の「ハ」にあたる部分 = 「하」(하 = ㅎ + ㅏ)
  • パッチムあり: 「한」= ㅎ + ㅏ + (終声にㄴが来る)

パッチムはすべての子音が使えます。ただし実際の発音は7種類の音に集約されます。

パッチムの7つの代表音

どんなパッチムが来ても、発音はこの7つのどれかになります。

代表音このパッチムに含まれる文字
ㄱ音ㄱ, ㄲ, ㄱ系
ㄴ音ㄴ, ㄵ, ㄶ
ㄷ音ㄷ, ㅅ, ㅆ, ㅈ, ㅊ, ㅌ, ㅎ
ㄹ音ㄹ, ㄼ, ㄽ, ㄾ
ㅁ音ㅁ, ㄻ
ㅂ音ㅂ, ㅄ, ㄿ
ㅇ音

最初はすべての組み合わせを覚えようとせず、「7種類の音がある」という事実だけ押さえておけば十分です。

よく出るパッチムを優先して覚える

初学者が最初に出会いやすいパッチムは次の5つです。

  1. ㄴ(n音): 한국(韓国)、이름(名前)
  2. ㄹ(l音): 말(言葉)、글(文字)
  3. ㅇ(ng音): 강(川)、방(部屋)
  4. ㅁ(m音): 밤(夜)、감사합니다(ありがとうございます)
  5. ㄱ(k音): 학교(学校)、책(本)

パッチムの連音化

パッチムの後に母音で始まる音節が続くと、パッチムが次の音節の初声として発音されます。 これを**連音化(연음화)**といいます。

例:

  • 먹어 → 「머거(モゴ)」と発音(먹の ㄱ が 어 の初声として移動)

連音化は発音変化の基礎のひとつです。詳しくは「発音変化」カテゴリで解説しています。

まとめ

  • パッチムとはハングル音節の末尾に来る子音のこと
  • 表記上の文字は多いが、発音は7種類に集約される
  • まずはよく出る5つのパッチムから覚えるのが効率的
  • パッチムの後に母音が続くと連音化する